エリーゼ音楽アカデミー主宰(しゅさい)の鹿喰登江(ししくいたかえ)が、ホームページやドレミランドシリーズでしばしば唱えている「情操教育」(じょうそうきょういく)とは、いったいどういうものなのか。情操教育に対して、音楽が果たす役割とは何かを考えてみます。
情操教育とは?こどもにとってのその意味や効果
情操教育とは、こどもが豊かな感性や道徳心、社会性、自発性を育むための教育です。単に知識を詰め込むのではなく、感情や感性に働きかけることで、人としての土台を築きます。
教育内容としては、主に以下の4つへと分類されます。
| 情操教育の種類 | 内容 | 期待される効果 |
|---|---|---|
| 科学的 | 「知りたい」「不思議」と思う知的好奇心を育てる | 自発的な学びを促し、考える力が育つ |
| 美的 | 「美しい」「感動する」など感性と想像力を育てる | 芸術的センスや自己表現力が高まる |
| 道徳的 | 他者への思いやり・善悪の判断力を育てる | 協調性や社会性が養われる |
| 情緒的 | 命を大切にする心・自他を尊重する気持ちを育てる | 自己肯定感が高まり、尊重する心が育つ |
音楽教育が果たす役割
音楽は情操教育の中でも非常に大きな役割を果たします。感情や感性に直接働きかける力があり、こどもたちの心の成長に深く関与します。
音楽による具体的な効果と取り組み
- 感情表現力の育成:歌を歌う、楽器を演奏することで、気持ちや感情を表現する力が養われます
- 想像力の刺激:音の世界から物語を思い描くことで創造力を育てます
- 自己肯定感の向上:うまく歌えた・弾けたといった成功体験が自信につながります
- 共同性・協調性の向上:合唱やアンサンブルで他者との協力を学びます
- 文化的感性の醸成:多様な音楽ジャンルに触れることで、文化や価値観の違いを自然に受け入れるようになります
例えば、ピアノやリトミック、歌などを通して、音楽に触れさせることは、こどもたちにとって“感じる心”を養う絶好の機会になります。音楽は言葉にできない感情を形にする力を持っているんです。
音楽教室で、音楽の知識を得たり、演奏法を磨いたりすることは、それだけでも十分素晴らしい技術であり、経験であるのは間違いありません。それだけにとどまらず、音楽教育を通して、これからの時代を生き抜く力を身につけているとも考えることができ、それがこどもたちに与える影響は、決して小さくないことを改めて確認せずにはいられません。
まずは、あなたも体験することから、一歩踏み出してみてください。











